バイク装備(ギア)の中でも、とりわけ大切なものがヘルメットですね。ヘルメットの種類は多種多様で、メーカーやタイプによってさまざまです。ヘルメットの選び方について、ざっくりとではありますが紹介できたらと思います!
半へルはできるだけ避けよう
「半ヘル」は、いわゆるハーフキャップヘルメットですね。頭部だけを守り、顎がむき出しの状態になるヘルメットです。軽くて長時間かぶっても疲れにくく、開放感があるというメリットはあります。
半へルの中には「125cc以下」と記載があって、「ひょっとすると125cc以下じゃないと半ヘルって違反なのかな?」と感じることもあるかもしれません。250cc以上のバイクで半ヘルでも別に法律違反ではないのですが、安全性は最低ラインであるので、たとえ125cc以下でもおすすめはしません。
運転中に顔を守れないので、砂ぼこりや虫が飛んできたときに避けられずに危険ですし、何より事故を起こしたときに頭部を守れず、顔面に大きな傷を負ってしまう可能性も否定できません。法に違反しないのは確かですけど、半ヘルでバイクに乗るのはあまり褒められた行為ではない、という点は忘れないでくださいね。
ヘルメットの種類と特徴
安全面に考慮をするなら、顔全体が覆われているフルフェイスヘルメットがおすすめです。これはサーキットの走行にも使われているほどで、特にオンロードバイクに良く似合います。
利便性も重視したいのであれば、顎の部分を持ち上げられるシステムヘルメットもいいですね。サイズが大きくて重くなりがちですが、例えば休憩中にわざわざヘルメットを外すことなく軽食を食べられるという手軽さはあります。
安全は大事だけど開放感もそれなりに必要だと考えているのであれば、シールドジェットヘルメットなどがよいかもしれません。正面がほとんどシールドに覆われており、顎は覆わないので開放感がありません。事故の際には顎や顔を怪我する恐れがありますが、軽いので長時間つけていられるというメリットがあります。
オフロードを走るのであれば、砂や石から顔を守るバイザーつきのオフロードヘルメットを選ぶてもあります。こちらはエッジが効いたデザインで、見た目も重視したい方にも似合うでしょう。
もしシールドが邪魔だというのであれば、シールドがないタイプのジェットヘルメットもあります。こちらはゴーグルと合わせたいときに採用すると良いでしょう。安全面にやや不安はあり、雨が降ると視界確保が難しくなりますが、クラシカルなバイクやアメリカンバイクと合わせやすいデザインです。