冬のツーリング
冬のツーリングは、基本的にオフシーズンとは言え、冬の晴れ間に見せる暖かい日よりを見ると、どこかへ出かけたくなるというものです。
最近では、地球温暖化の影響もあってか、日本の冬もかなり過ごしやすくなってきました。
人のいない季節だからこそ、ツーリングに臨むという方もいて、ゆるキャン△人気のほどが伺えるというものです。
そんな冬のツーリング、穏やかな日だからと言って、標高が高い場所では、凍結の恐れもありますので、装備をおろそかにしてはなりません。
今回はそんな、冬のツーリングの意外な穴場、富士山麓から箱根へとお出かけしてみましょう。
この季節でしか見られない風景は、何物にも代えがたいものです。
富士山麓から箱根へのルート
今回は、富士山ろく周辺、御坂路から河口湖と山中湖を経由して、箱根方面へ突き抜けるルートです。
まず、確認してほしいのはこの2点、道路の閉鎖状況とその日の天候の確認です。
事前のリサーチを十分にやっておかないと、思わぬトラブルを引き起こしてしまうからです。
富士山麓から箱根へのルートは、中央道一宮御坂I.Cからのスタートです。
御坂峠から河口湖方面に国道137号線を進み、産屋ヶ崎から湖面に映る逆さ富士を眺めに行きましょう。
天気の良い日は、空気が澄んでいることもあり、きれいな逆さ富士が見えます。
続いて、山中湖畔を通って三国峠の先の富士スピードウェイを目指します。
国道246号線から国道138号線に入れば、今回の目的き箱根まであとわずかです。
富士山麓から箱根の見どころ
まず、御坂路にある御坂峠は、太宰治の短編小説に出てくる「富嶽百景」の舞台です。
この峠にある「天下茶屋」は、彼が執筆のために滞在した場所でもありますので、ぜひとも訪れておきたいところです。
次に山中湖湖畔の長池親水公園には、駐車場と遊歩道が設けられていますので、ゆっくりと散策をしてみましょう。
富士を望めるビュースポットでもありますので、思わぬ景色を納められるかもしれません。
春先であれば、「富士霊園」でのサクラが見ごろを迎えます。
次に山中湖を通り、三国峠にある「パノラマ台」に向かいます。
こちらのスポットも、絶景の眺めがみられる場所で、風景を堪能すれば、次に大桶谷閻魔台にあるススキの大群生を目に納めてきてください。
グルメ&温泉を楽しもう
まず、冬の季節ということもあり、お店が閉まっていることも考えて、携帯食を持参していくことおすすめします。
グルメスポットとしては、最初にご紹介した「天下茶屋」、そして河口湖を過ぎた先にある、吉田名物のうどんが賞味できる「麺´ズ FUJIYAMA」がおすすめです。
何分寒い季節なので、暖かい食べ物は何よりの御馳走です。
体を冷やさないように心掛けるのも、冬ツーリングの常識というものなんです。
この先も、茶屋やお洒落なカフェなどが空いていたら、休憩がてらひと休みしていきましょう。
そして、最後の到着地、箱根にもおいしいものがいっぱい。まずは、疲れて冷えた体と温めるため、温泉へとゆっくりと浸って下さい。