近場で花見をしてみようじゃないか
日本の春といえば、桜の季節とよく言われます。なぜ、日本には、こんなに桜の木が多いのでしょう。
歴史をひもとくと、古事記にも出てくるといいますので、さくらが国花となっていることも納得のいく話です。
桜の木そのものは、北半球の熱帯地域に分布していますが、品種改良が進み、国民全体で花見をする行事がある国は日本だけです。
食用のサクランボをのほか、花や葉っぱも古くから食用とされ、私たちのDNAに刻みこまれた桜。
やはり春先になれば、花見の時期を心待ちしているのは、日本人のサガというものでしょう。
そこで今回は、都内からでも比較的近場にある、埼玉県北部に桜のスポットを求めてツーリングに出かけてみましょう。
まずはスケジュール調整から
ご存じのとおり、桜の開花時期は地域によってまちまちです。
桜が満開と、いざその地を訪れてみると、前日に雨が降り、桜が散ってしまったということもよくあることです。
「同期の桜」を始め、様々な歌の詩に使われているように、桜の潔い散りようは、はかなさを憂う日本人の心情を打ちます。
さて、少し脱線しましたが、花見を計画する前には、開花時期と天候そして、行き先をしっかりと決めてから、逆算してスケジュールを作っていきます。
また、場所によっては、バイクが入れないところもありますので、駐車場の確認も含めて必ず把握しておきましょう。
まだまだ寒い季節なので、防寒用の服も忘れずに。
今回ご紹介するさくらツアーのルート
まずは、北葛飾郡杉戸町大字才羽にある、「アグリパークゆめ杉戸」までのルートから。東北自動車道岩槻I.Cより、国道16号経由で春日部へ向かい、下柳の交差点を左折し、埼葛広域農道を幸手方面ルートなら、距離14km程度で約30分で到着します。次に、首都圏中央連絡自動車道からのご説明です。幸手I.Cより、JA埼玉みずほ幸手東支店側のT字の交差点を左折、東農村文化センター前の交差点を右折し、埼葛広域農道を春日部方面へ行くと、約10分程度で到着します。アグリパークゆめ杉戸を起点として、権現堂を目指すのも良し。また川沿いにも、桜の木がありますので、川沿いのルートもおすすめです。
埼玉北部にある桜のスポットのご紹介
まず、熊谷市河原町と桜木町付近に、「熊谷桜堤」があります。
荒川に面した場所ですが、ソメイヨシノの数はおよそ500本で、2kmにわたり咲き誇る場所です。
次に、深谷市西島にある「唐沢堤」は、唐沢川沿いに約300本もの桜があり、近場にある「下台池公園」も見ごろを迎えます。
そして、埼玉県本庄市小島の「若泉運動公園」は、桜の本数こそ多くはありませんが、圏内ということできれいに整備されているので、家族向けの場所です。
そして最後に、本庄市本庄にある「城山稲荷神社」はパワースポットとして知られ、敷地内にはおよそ80本の桜が咲き誇ります。
夜桜も楽しめる場所ですので、仕事が終わって向うのもいいかもしれません。